6月24日(木)、5年生の自然体験教室は、二日目です。
この日の活動は、オリエンテーリング。地図を見ながら、朝霧野外活動センター敷地内の至る所に隠された「お宝(ポイント)」を見つけ、チェックをします。見つけにくい場所ほど、点数が高く、どのルートを通るのか班で作戦を立て、地図を見て協力しながらポイントを探すことが大切です。
最後は、教頭先生から成績発表です。優勝は15班。なんと20個あるポイントをすべてチェックすることができました。
昼食後は、朝霧野外活動センターを後にし、「富士ハーネス」に行きました。
「富士ハーネス」は、盲導犬の育成や訓練だけでなく、仕事を引退した犬の世話もする、盲導犬の一生をケアし、大切に育てている施設です。施設内にある子犬を育てている部屋や、訓練する部屋を案内してもらったり、盲導犬がどのように視覚に障害のある方と歩くのか、デモンストレーションを見せていただいたりしました。
「富士ハーネス」の中を案内してくださった押野さんは、視覚に障害があります。しかし、初めは子どもたちが気づかなかったぐらい、杖を使って施設内を歩き、分かりやすく子どもたちに説明をしてくださいました。そういう押野さんの姿を見て、「すごいな。目が見えなくてもあのように働くことができるんだ。」と障害を持つ人に対する理解を深めている子もいました。また、見学を通して、「こういうところで、働いてみたい。」と、自分の将来について、考えている子もいました。
午後4時過ぎ、学校に到着し、帰校式を行いました。
無事に帰ってくることができました。保護者の皆様には、お迎えに来ていただきありがとうございました。
そして、教室には、こんなにうれしいプレゼントがありました。
3年生と4年生からの「お帰りなさい」のメッセージです。
たくさんの人の応援と支えによって、この自然体験教室の活動を行うことができたのだと、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
自然体験教室を終えた子どもたちの顔からは、活動をやり遂げた達成感と自信が感じられました。
以前に比べて、自分で考えて次の行動に移すこと、時間を守ること、話を最後まできちんと聞くこと、自分の仕事に責任を持つこと、自然を大切にすること、仲間を大切にしお互いを分かり合おうとすること、いろいろな力が付いたのを感じます。
自然体験教室で付けた力は、これからの生活に活かすことのできる力です。ここで終わりではなく、つなげていくことが大切です。そして、さらにこの体験をステップにして、初倉小学校の高学年としてみんなを引っ張っていける5年生になることを願っています。